読書日記ふう
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第1話 そっか哲学だったのか!
『誰だってちょっと落ちこぼれ』

第2話 親と子、それから……
『流星ワゴン』

第3話 経営に役立つ会計
『餃子屋と高級フレンチでは、
どちらが儲かるか?』

第4話 進化する未来を創る経営者たちの物語
『未来を変える80人』

第5話 精神科医療の希望
『救急精神病棟』

そっか、哲学だったのか!

『誰だってちょっと落ちこぼれ―スヌーピーに学ぶ知恵』河合隼雄+谷川俊太郎著(講談社)
子どものころ、「スヌーピーってマンガなのに、なんでこんなにわけがわからないことが多いんだろう」って思ったことがある。その理由が、この本を読んでわかった。
河合隼雄さんと谷川俊太郎さんが、スヌーピーのスライドを見ながら、解説した対談集、『誰だってちょっと落ちこぼれ−スヌーピーに学ぶ知恵』(講談社)。
ずいぶん前に買ったものの、そのまま本棚においてあったのが、ふと目に付いて(別に落ち込んでいたわけじゃない。買ったときは、もしかしたら落ち込んでいたのかもしれないけど、いまとなってはもうよく覚えていない)読み始めた。
ようは、スヌーピーを描いたシュルツさんは、実に大人の人生問題(とくにアメリカ人の)を題材に、聖書やらなんらやらを用いながら、「自分みたいな人間もいたっていいんだぁ!」ということを描いたらしい。

いっつも表向きは明るく、快活でいるけど、本当はちょっと落ち込んでいたり、すっごく悩んでいることがあるのに、それをまったく見せないようにしていたり、アメリカっていうところは、そういった意味での表と裏がものすごく激しくて、日本以上にストレス社会だそうだ。
そういった人々に「それでもいいんだよ」という心の支えであったり、癒しであったりするのが、このスヌーピーとのこと。

本書では、谷川さんは翻訳者としての見地から、河合さんは、それを精神分析医としての見地から、スヌーピーとその背景を物語っていく。 スヌーピー自体のおもしろさが増すと同時に、アメリカっていうものを理解する一助にもなったと思う。

オススメ度:★★★



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